風船と辞書とは
風船と辞書は「風船」のテストと同じく観念運動とイメージ力を利用した被験性テストです。
このテストもなかなか反応する人が多く、有名なテストなのですが、両腕を使ったテストなので路上等で行うと恥ずかしがる人がいるかもしれません。
ちなみにこのテストは結果が見て分かりやすいので集団で行うと被験性が高い人が分わかりやすく成功率も高いのでショー催眠なんかで行うのがいいと思います。
風船と辞書のやり方
- 両腕を前に出してください（できるだけ真っ直ぐに伸ばしてもらうと効果が出やすい）
- では右手に浮かぼうとする風船を握っているのをイメージしてください（右手を風船を握らせる形にする）
- 左手は重い辞書を乗せているイメージをしてください（左手と違い手のひらを開いて上に向けるように）
- では右手が浮いて高く上がるイメージをしながら腕を上げてください
- 右手も重い辞書が乗っているイメージをしながら腕を下げてください
- ではもっとリアルに、風船の色、本の重さなど鮮明にイメージしながらもう一度動かしてください
- では腕を肩の位置に戻してもらって手を平行にして目を閉じてください。次は自分で動かさなくて結構です
- ではイメージしてください。風船の方がどんどん軽くて高く上がっていき辞書を乗せている腕は重くてどんどん下に下に下がっていきます
- 風船の方にさらに風船が増えたのを想像してください。上へ上へ上がっていきます
- 辞書の方はさらにもう一冊増えます。どーんと重たくなりどんどん下がっていきます。
- それでは目を開けてください
以上になります。
このテストの冒頭で腕を真っ直ぐとありますがこれは、腕をできるだけ真っ直ぐ出していただけると分かると思います。
そう、重いんです。重いと腕は勝手に下がるものです、重いと辞書がイメージしやすいですし、もし風船の方に反応していなくても左手だけ動いていればあたかも誘導に成功したように振舞えます。
もちろん反復した動きをさせることで成功率を高めていますし被験性が高い方はどんどん反応します。
