味が変わる催眠術とは
この催眠術は被験者が口にしたの物の味を暗示で変えてしまう催眠術です。
この催眠術はなかなか成功しずらく難しいといわれています。
それもそのはず、一度口にした物なら口に入れる前に大体の味を想像できてしまう、この先入観を取り去る必要があります
ですが決して不可能な誘導ではなく被験者の被験性と術者の誘導次第でとてもハッピーな体験が出来るはずです。
ハッピーな体験というのはこの催眠術をかけられた被験者は100円寿司が大トロになったりただの水が甘くなったりと、かかることで幸せな気分になることが出来ます
この催眠には被験者のイメージ力がとても大切になってくるので被験者の記憶、イメージ力を引き出すような誘導になっていきます。
それではやり方の解説に移ります。
味が変わる催眠術の誘導例
今回の例は深化法を終えた被験者に水がカルピスになるという催眠術を行います
- ゆっくりと目を閉じてください
- 5,4,3,2,1すーっ…体の力が抜けていきます頭の中は真っ白です
- カルピスの味を思い出してください、甘さやにおいを想像してください
- 3つ数えると目を覚ますことが出来ます、目が覚めると何故か水がカルピスの味になります
- カルピスの味を想像すればするほど味が変わってしまいます必ずそうなります
- 3,2,1ハイッ!ゆっくりと目を開けてください
- どうぞ、飲んでみてください、カルピスになってますよ、どうですか?
- 手を叩くとさらに甘くなっていきます ホラ!
- (味が変わっていたら)手を叩くと催眠が解けますハイ!
以上になります、この例はかなりスマートに成功した流れで書いています。
この催眠は冒頭でも言ったように難しい催眠です、追い催眠が大切になるのです
例えば最初の一口目で被験者が「分からない」「変わっていない」というなら
「では、水を見てください、集中しているとどんどん味が変わっていきます」などと言い「では味が変わります!ハイッ!」と手を叩いたり
「この音を聞いているとどんどん味が変わっていきます」といい指パッチンを連続して鳴らすなどです。
追い催眠をどんどんかけていき、一度の暗示で成功させようと思わない方がよいという事です。
それから例では水をカルピスにしましたができることなら被験者のイメージしやすい飲み物、好きな飲み物を聞いた方が良いでしょう、イメージしやすい味の方が暗示の効果が出やすいです。
この催眠がかけられるようになれば食事のたびに引っ張りだこですね。