笑ってしまう催眠術とは

笑ってしまう催眠術とは何もないのに笑ってしまう、○○を見ると笑ってしまう…等々被験者が笑いだしてしまう催眠術です。

この催眠術はとても楽しい催眠術でショー催眠などで行うと周りも楽しくなってしまう良いものです。

○○を見ると…の○○の部分は何でもよく、例を挙げれば

「貴方はタオルをみると笑ってしまう」

「貴方はこの焼きそばが面白くて仕方がない」

等々どんなものでも笑わせることが出来ます、この点については同じく感情支配の催眠術である好き好き催眠に似ていますね。

では誘導例に移っていきます。

笑ってしまう催眠術の誘導例

今回説明する誘導例では被験性テストを終えた被験者が、スマホを見ると笑ってしまうという暗示でいきます、スマホの部分を変えることで他の物でも同じ暗示をかけることが出来ます。

  1. 「目をゆっくり閉じてください」
  2. 「1,2,3,4,5すーっ…全身の力が抜けていきます頭の中は真っ白です」
  3. 「面白かった、楽しかった事を思い出してください」
  4. 「面白くて笑った時の記憶を思い出してイメージしてください」
  5. 「3つ数えて目を開けると貴方はスマホを見ると笑ってしまう」
  6. 「楽しかった時と同じようにスマホが面白くなる、必ずそうなる」
  7. 「3,2,1ハイッ!」 ここで目を開けた被験者に笑いながらスマホを見せ付ける。
  8. 「ほら見ているとどんどん面白くなってくる、ほら!ほら!」 笑いながら言うのがコツ
  9. 「3つ数えるともう面白くなくなる3,2,1ハイッ!もう面白くないですね?」

この催眠術のポイント

例の7から8で笑う理由は被験者が術者に釣られて笑ってしまうのを狙っています。

淡々と暗示文を読み上げるのと術者も楽しそうに行うのとでは効果が変わってくるのです。

そして最初の段階で被験者の楽しかった時の記憶を聞いていますね、これは行わなくても結構ですが聞くことによって被験者に笑うイメージ、楽しくなるイメージをしやすくさせるのです。

8の「ほら!ほら!」の辺りでスマホのボタンを押したりしましょう、対象に変化を付けるとさらに笑いを誘うことが出来ます、「どこが面白いですか?」など聞くのもよいでしょう。

何故笑ってしまうのか?と思う人も居るかもしれませんが被験者によって感じ方はバラバラです。

私の場合、ライターが面白くて仕方がない暗示をかけられたときはライターの火をつける部分が回って面白いという感覚に陥りました。

普通に考えれば意味不明ですが何気ない部分が楽しくなってしまうのでしょう、かけられた身としては不快感はありませんでした。

最後に、この催眠術は人を笑わせる楽しいものですが催眠をかけられていない第三者からみると少し不気味に思う人も知るかもしれません。

ですがかけられた人はとても楽しいので気にせず行いましょう。

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