大嫌い催眠とは?

大嫌い催眠とは好き好き催眠とは正反対の催眠で、文字通り人や物を嫌いにしてしまう催眠術です。

この催眠は好き好き催眠と同じような要領で行うことが多いです、「嫌い」という感情も一概に言葉にするのは難しく嫌いな人、苦手な人をイメージするのと嫌いな虫、例えば多くの人が苦手なゴキブリなんかをイメージするのとでは少し種類が違いますね。

こうは言いましたが催眠術はなかなか便利なもので人がゴキブリに見えたり大嫌いな人に対する気持ちをそのまま物に移したりなども出来るので応用次第ではなんでもできます。

しかし、ここに記す誘導例は被験者がイメージしやすい暗示として人には苦手な人、物には苦手な物という方法で説明していきます。

大嫌い催眠の誘導例1 対物

  1. 目を閉じてください」
  2. 「体の力が抜けてリラックスしていきます」
  3. 「アナタの嫌いなもの、苦手な物のことをイメージしてください」
  4. 3で被験者が苦手な物をイメージしにくそうならゴキブリなど誰もが苦手そうな例を言ってあげる
  5. 「3つ数えると目が覚めます」
  6. 「目を開けると○○が大嫌いになります、あなたが嫌いなものと同じくらい嫌いになります」
  7. 「嫌いなものをイメージするほど○○が嫌いになります、必ずそうなります」
  8. 「3、2、1ハイッ!ゆっくりと目を開けてください」
  9. 手に持った○○を見せ付けて「これどう思いますか?」
  10. 「見ているとどんどん嫌いになってきます」
  11. 「これほしいですか?」 嫌がったり不快感をあらわにしたら成功
  12. 「3つ数えるともう嫌いじゃなくなります3、2、1ハイッ」
  13. 「まだ嫌いですか?」ここで催眠が解けているか確認。

以上です。物に対する大嫌い催眠ですがいつも弄っているスマホが触れないなど反応が面白くて人前で行うとなかなか盛り上がります。

被験者によっては嫌いな物、苦手な物がすぐ浮かんでこない人もいるので「犬のうんこ」や「ゴキブリ」などそりゃ誰でも嫌だろうというものを言ってあげましょう。

出来るだけ被験者が嫌いなものの方がいい反応を見せてくれるのでそこは被験者と前もって対話し反応をみて探りを入れましょう。

では人を嫌いになるバージョンを説明していきます

大嫌い催眠の誘導例2 対人

ここでは術者のことが嫌いになるという流れでいきます

  1. 「目を閉じてください」
  2. 「体の力が抜けてリラックスしていきます」
  3. 「あなたが今嫌いな人、苦手な人のことをイメージしてください」
  4. 「3つ数えると目が覚めます」
  5. 「目が覚めると私のことが嫌いになってします、あなたが苦手な人と同じくらい嫌いになってしまう」
  6. 「私のことが嫌いで苦手でたまらなくなる、必ずそうなります」
  7. 「3,2,1ハイッ!ゆっくりと目を開けてください」
  8. 「私の目を見てください私のことどう思いますか?」
  9. 「目を見ているとどんどん嫌いになっていきますよ」
  10. 嫌いになっているのを確認出来たら「3つ数えると催眠が解けます3,2,1ハイッ!」
  11. 「私のことどう思いますか?」ここで解けているか確かめる

以上です。まれに嫌いな人がいない天使のような方が居るのでその際は術者のことをゴキブリだと思ってもらいましょう。

この催眠は好き好き催眠を行った後に続けて行うとさっきまで大事に持っていた物、ベッタリだった人を跳ね除けたりするので大変面白いです。

しかし「嫌い」という負の感情を扱う催眠術なのでトラウマ級の記憶を引き出したりしてしまうこともあるかもしれないのでやりすぎには注意しましょう。

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