「催眠術のかけ方」から始まる林貞年先生の催眠術解説本第三弾、本作は「極め方」ということで既に催眠術に関して一定のレベルに達した方でも学ぶことが出来る本になっています。

もちろん、催眠術に関して初心者の人でも大変勉強になりますので読むことは無駄ではありません。

まえがきに「人生は一回しかありません。ただ生まれて、ただ生きて、ただ死んでいく。そんな人生に満足できない人はこの本にお付き合いください」とあります。

催眠術を極め、人生を豊かにしましょう。

目次

  1. 催眠誘導の基本セオリー
  2. 上級者として知っておきたいこと
  3. 上級テクニックを身につける
  4. 催眠療法から学ぶ苦手克服法
  5. 自己実現のためのNIC理論
  6. 潜在意識の活用法

催眠誘導のセオリー

催眠誘導を行う際の基本セオリー、それが本書で最初に解説されています。催眠術初心者の方にもオススメの部分です。

セオリーは初歩的な被験者の意識を内側に向ける方法や動かない心の作り方、などなどが暗示文の例題付きで解説されています、この例題を読み上げるだけで催眠をかけることも可能です、ガンガン活用しましょう。

上級者として知っておきたいこと

この章は催眠術が使えるようになった術者に向けたものです、初心者としても知っておきたい「かかっている人といないひとの見分け方」なぞも解説されています。

上級者として押さえておくとより高い催眠術の成功を望めるはずです。

上級者として知っておいた方がいい知識とは?それはラポールを破壊する行為、ストレスとトランス深化の関係、それから相手にとって真実であることを連発する、等々のテクニックもあります。

よく意味が分からないと思いますが読むことで納得がいくはずです。

上級テクニック

より高いランクの催眠術師になるためには観察眼とテクニックが必要になってきます、それらをイラスト付きで解説してくれています。

暗示をかけている被験者の観察すべき場所、兆候、

表情などは催眠術を行っている人でも自分で覚えるのはなかなか難しいです、ここ!というポイントを学び実践でいかすことでよりレベルが高い催眠術師になれることでしょう。

まとめ

ここから先の催眠療法から学ぶ苦手克服法、自己実現のためのNIC理論、潜在意識の活用法などなどは実際に本で読むことをオススメします。

かなり高度なことを分かりやすく説明してくれています、著者の林先生の体験やおこなった催眠治療の一例などで読んでいて「自分もこうだったな…」と反省させてくれます。

催眠術を学ぶことは心理的な勉強も含まれてきます、すると自分自身の問題点などがおのずと見えてきます。

催眠術は自己啓発にも役立つのです。

この本に書いてあることをすべてとは言いませんがある程度理解するともう立派な催眠術師です、あとは本番で培った技術を振るう番です、頑張りましょう。