メンタリストの催眠術のかけ方(海外ドラマ)

海外ドラマメンタリストのシーズン1『赤毛と銀色のテープ』ではごく自然に催眠が使われている。

どんな催眠が使われていたのか解説していきたいと思います。

このドラマでは赤毛の女性が殺害されると言う事件で捜査をしていたCBIが事情聴取のために殺された子の友達に話を聞く場面です。

太った女性の友達に最初事情聴取しても他の恐怖があり、話せなかった状態でした。これを見たメンタリストのジェーンが催眠術にかかりやすい女の子だと観察から知り、催眠術にかけていくシーンです。

何の為にこの催眠術をやったのか?

本当のことを言わない状態だったので本当のことを言わせる催眠をかけた。これは後催眠暗示(後から反応する暗示のこと)で後で「本当のことをしゃべる」と言う暗示を入れていた。

その時の暗示文

「僕を見て、今晩君はベッドに寝そべりリラックスしていると徐々に眠たくなってきて僕のことを思い出す。そして自分が飛べるんだと想像する。体は軽く空中にぷかぷかと浮かべるくらいだ。平和で静かで穏やかな。君は飛んでいける。悩みも心配も恐怖も忘れて。想像してごらん。とってもいい気分だろ?今度僕に「やぁ」と言われたら(足を触る)君はその気分を思い出し事実を話す。事実を話すと肩にずっしりとのしかかった重りが消えるんだ。僕が「やぁ」と言うと羽のように軽くなり、中に浮いている気分になる仕事に行く前に今言ったことを考えてみて。」

こういう風に催眠にかけて言った。

この流れを解説していきます。

1.凝視法または魅了法と呼ばれるテクニック

2. メタファー(比喩表現)を入れていき催眠状態を深める

3.アンカー(催眠のスイッチ)を入れる

4.何度もイメージングさせ「やぁ」というスイッチで言えなかったことを言えるようにさせている

 

1.凝視法または魅了法と呼ばれるテクニック

目に意識を集中させる。一点のものに意識を集中すると暗示が入りやすくなる

「僕を見て」この部分に当たります。

2. メタファー(比喩表現)を入れていき催眠状態を深める

「晩君はベッドに寝そべりリラックスしていると徐々に眠たくなってきて僕のことを思い出す。そして自分が飛べるんだと想像する。体は軽く空中にぷかぷかと浮かべるくらいだ。平和で静かで穏やかな。君は飛んでいける。悩みも心配も恐怖も忘れて。想像してごらん。とってもいい気分だろ?」

この部分で催眠術で言う深化法と同じような状態になっている。

3.アンカー(スイッチ)を入れる

今度僕に「やぁ」と言われたら(足を触る)

これはタッチングと言われる技法で、相手に触れることでスイッチを作ることができる。

 

4.何度もイメージングさせ「やぁ」というスイッチで言えなかったことを言えるようにさせている

「君はその気分を思い出し事実を話す。事実を話すと肩にずっしりとのしかかった重りが消えるんだ。僕が「やぁ」と言うと羽のように軽くなり中に浮いている気分になる。仕事に行く前に今言ったことを考えてみて」

何回もイメージングすることで催眠状態は深まりやすく、スイッチを入れたときに効果的に作用する。

 

これをやった結果、その太った女性は主人公のメンタリストジェーンの「やぁ」と言う掛け声と同時に肩を触れることで今まで言えなかった秘密をベラベラと喋ってしまった。

実際こういうことができるのか?

私も10年近く催眠術をやっていますが、実際まったくの素人にこういうことをした事はなく成果が出るか解りません。あくまでドラマの中でのことではあります。

悪いことにさえ使わなければ、ぜひ練習する機会があってもいいかもしれません。

まとめ

実際これは催眠術と言うより、現代催眠と呼ばれるものになりますがこういうことができる人は今まで僕の経験上見たことがありません。もちろん数回、催眠術にかかったことがある人であれば可能でもありますしやったこともあります。

今後機会があれば練習してみようかと考えています。

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