腕を浮かせる催眠術とは
腕を浮かせる催眠術は被験性テストの一つである風船と辞書によく似ています。
しかし風船と辞書では観念運動を利用しましたが、この催眠術は暗示によって行動を起こさせます。
この催眠術は被験者のイメージ力を引き出し誘導するものです、よって、深化法によりトランス状態に持っていくべきですが、被験性が高い被験者なら深化法を行わなくても誘導される場合もあります。
それではやり方に移っていきます
腕を浮かせる催眠術の誘導例
- ゆっくりと目を閉じてください
- ゆっくりと呼吸をしてください、そうするとすーっと全身の力が抜けていきます、頭の中は真っ白です
- では腕を前に出してください、そして風船を握っているのを想像してください(空想の風船を握らせる)
- 風船をイメージしていると貴方の腕はどんどん上へと上がっていきます
- 手を叩くとさらに上へ上がっていきます3,2,1ハイッ!(手を叩く)
- さらに握っている風船が増えます、もっともっと高く上がります
- (上がっているのを確認出来たら)3つ数えると風船が消えます3,2,1ハイッ
以上です、この例では被験者に目を閉じてもらってますが、目を開けてもらい出している方の腕に視線を置いてもらうのでも大丈夫です。
この催眠術の誘導中になかなか腕が上がらなくてもあせらずにさらに暗示を追い込むことが大切です。
ゆっくりとしか上がっていない腕でも「手を叩くとさらにあがります」などの暗示でぐんと上がったりするのです
この催眠術は比較的簡単な部類なので、深化法を終えた後になど試してみましょう。