「念ずれば花ひらく」
これは坂本真民さんの詩です。
「念ずれば 花ひらく
苦しいとき母が口にしていたこのことばを
わたしもいつのころからかとなえるようになった
そうしてそのたびわたしの花がふしぎと
ひとつひとつわらっていった」
何事も一生懸命念じて努力すれば自ずから道は開けるという解釈であるようです。
念ずるということで人は変わることができます。
口に出してみるとより変わる
念ずるよりも言葉に出してみるとより効果が現れます。
特にネガティブな人は言葉に出して成功を信じ込みましょう。
そうすると運気を呼び寄せ、成功に導いていく
それは「言霊」と言って、身体に宿ると言われています。
実際のところ無意識のとき、人間はネガティブに陥りやすい傾向にあります。
それを自ら鼓舞する(意識する)ことでポジティブに変えていっているのです。
そして不思議なことに良いことを発している人の周りには人が寄ってきます。
よくよく考えてみれば当たり前かもしれません。
もちろん悪いことを口にしないように心がけましょう。
思いやりのない悪口ばかり言っている人のところにあなたは行きたいと思いますか?
本当に思い込みで人は変わるのか?
思い込みというものは、自らが経験したことによって受け入れる行為です。
しかもそれが一方向に偏っていく傾向があります。
したがって周りからみたらそれは勘違いではないか?と思われる行為もあります。
実際に間違っている場合もあります。
しかし思い込んだほうが、ブレない強さを持っているのです。
いろいろと考えて迷いが生じるとき、人は瞬時の判断を誤る時があります。
普段はしないような「まさか」を行うときがあります。
しかし思い込みで行動している場合まずブレません。
しかしそれが誤りだったときに修正するときのパワーはものすごく必要になります。
思い込みは恐ろしい
思い込みは良い反面もあれば、悪い一面もあります。
自らを変える、または律する意味で良いことに関して思い込むことはとても意味があります。
しかしそれを他人にまで巻き込んだり、他人を否定してしまうのは良くありません。
思い込みが強すぎで、他人に危害を加えてしまうようでは元も子もありません。
あくまで自分のために使うようにしたほうが良いです。
なんでもそうですが、使う側の目的によって良くもなるし悪くもなります。
誰でもできる思い込み実験
それでは実験をしてみましょう。
五円玉に糸を結んで準備をしてください。
長さは30~40センチぐらいが良いです。
それを目の高さまで持ち上げましょう。
五円玉なんて「催眠術といえば」・・・で見たことがあるかもしれません。
催眠術師が被験者に施術する際に用いるパターンですね。
しかし今回は自分で糸を垂らして、実験をするのです。
まずは意識をしないで垂らしてみてください。
ほとんどの人は動かないはずです。残念ながらどうしても動いてしまう人は落ち着きのない人の可能性があります。
まずは動かないようにしてくださいね。
そしてここからが大事です。揺れる、揺れると念じながら集中しましょう。
あくまで念じるだけです。持ち手を動かすのはもちろんのこと意識もしないでください。
そうすると本当に揺れてきます。揺れてこない人は、空いている手を開いて五円玉の数センチ下に添えます。
そしてその手をゆっくり前後に揺らしてみましょう。
五円玉もつられて揺れてきます。目線を上に、持ち手を見てはいけません。
あくまで揺らしているもう片方の手のみ見てください。
それでも揺れない人は、誰でも良いので相手を介して「揺れる」と何度か言ってもらいましょう。
この手のレベルであれば催眠術師でなくても大丈夫です。
そして自分は五円玉のみに集中してください。
ほとんどの人は揺れるはずです。残念ながらそれでもまったく揺れない人は被験性がない人です。
もしくは揺れないようにと意識してしまっている人です。
催眠ではいろいろと考えてしまって逆のことも意識してしまうとうまくいかないのです。
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これは一つの催眠技法の導入の一つです。
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最も自己暗示ができる一つの方法です。
そして反応を感じることができたら成功です。
あとは思い込みでどんどん変化をしていく様を自ら経験していきましょう。
不思議だなと思うことが催眠ではたくさんあります。
その不思議さを受け入れてみてください。
そうするとどんどんと自らでは考えられない力を、無意識に発揮することができるはずです。
不思議な発見をすることで、何かが変わったと思ったらそれを受け入れていきましょう。
人は思い込みで変わるということも自らの経験で理解できるはずです。
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