催眠術・催眠療法(ヒプノセラピー)のすべてが終了したら催眠を解く作業があります。
解催眠、催眠覚醒などと呼ばれるものです。
被験者は深いトランスに誘導されていた場合
- あたまがぼーっとする
- 眠気がある
などを感じる方が多いです。
そのまま帰して転んで怪我をしては大変です。なので、催眠をかけたら最後には必ず解いて終わりましょう。
できるだけ覚醒後にはすっきりとした気持ちよさを感じてもらえるようなやり方をするのがおすすめです。
覚醒文は自分で作ることも容易なので自作してオリジナル文を作ってみてください。
ここでは代表的な覚醒文をご紹介していきます。
代表的な覚醒文
今から催眠を解いていきます。
私が1~10まで数字を数えて、10と言ったらすっきりはっきりと目を覚ますことができます。
それでは数字を数えます。
1、2、3
下半身に力が入りました
4、5、6
上半身に力が入りました
7、8、9
体全身に力が入りました、まもなく目を覚まします
10
すっきりはっきりと目が覚めます
もしまだ頭がぼーっとしていたら背伸びをしてください。
そうすると頭がすっきりしてきますよー。
催眠覚醒のポイント
深い催眠(トランス)状態にある被験者を目覚めさせるには、段階的に催眠(トランス)状態から抜け出すようにするのが大切です。
イメージとしてはイラストのような感じです。
覚醒文は数を数えるたびに強く発声して読み上げます。
特に10を数えるときには大きなはっきりとした声で読み上げましょう!
催眠覚醒をしても被験者がうまく催眠(トランス)状態から抜け出すことができない場合もあります。
催眠(トランス)状態から抜け出せない場合
被験性が高くてかなり深く催眠(トランス)状態に入り込んでしまう方がたまにいます。
催眠術経験が浅い場合は、パニックになりそうですが安心してください。
自分で催眠をかけたら必ず自分で催眠を解くことができます。
うまく催眠(トランス)状態から覚醒をすることができない場合は以下を参考にしてください。
- 場所を移動する
- 意識を面白い動画等に移して、意識を外に向けさせる
- 催眠覚醒をもう一度する
- 一度深い催眠(トランス)状態にしてから覚醒をする
3、4は特に解説は必要ないと思います。
1、場所を移動する
『催眠をかけた空間から出たらすっきりと催眠(トランス)状態から抜け出せるよ』という暗示を与えてあげましょう。
場というのも催眠(トランス)状態を深める一つの要素になります。それを逆に利用しましょう。
2、意識を面白い動画に移す
催眠(トランス)状態の時、意識は内に向いています。
その意識を外に向けさせてあげましょう。お笑い動画が一番良いと思います。
面白いyoutubeを見せてあげれば、催眠(トランス)状態から抜け出しやすくなります。
まとめ
ラポール構築
↓
被験性テスト
↓
深化法
↓
催眠暗示
↓
覚醒
という順番に読み進めていただいた方はここまでで一通りの催眠術を使うことができます。
ぜひ、周りの人に催眠術を試してみましょう!
きっと驚いた顔やすごいねぇ等の言葉をもらうことができますよ、ぜひ自信を持ってやってみましょう!
さらに学びたい、体験してみたいという方は全国の催眠術教室・ヒプノセラピーサロンをまとめていますので体験してみても良いと思いますよ。