風船の催眠と言うのは無意識に徐々に手が開いてくる催眠のことをいいます。これは被験性テストの中の1つで手の平にフワフワとした感触があったり、手が開いてきたりすることによって、被験者は「催眠にかかったんだ」と思い込み催眠状態に入っていきます。

風船の誘導文

イメージ力が高い人はこういう風に手が開いてきます。

まずは小さな前ならえをして頂き手と手の間に小さな風船があるのをイメージしてください。
イメージができたらその風船が膨らむイメージをし、手を広げてみて下さい。

手を広げた後はもう一度小さな前ならえをして頂き、もう一度風船のイメージをするのですが、今度は色や形手触りなどもしっかりとイメージしまた風船が膨らむイメージで手を大きく広げていきます。

今度は手を強く擦ってください。そして手の平の感覚を感じてまた小さな前ならえをしてください。

ここからは目を閉じてください。

※ここからは術者が誘導していきます。

ここからはわざと動かす必要はありません。
手と手の間に風船があるのをイメージして空気が入って大〜きく大〜きく広がるイメージをしてみて下さい。

風船に空気が入って、ふぅ~ ふぅ~ふぅ~と
どんどん大〜きく大〜きくなっていくイメージをしてみて下さい。
風船に空気が入って、ふぅ~ ふぅ~ふぅ~と
どんどん大〜きく大〜きくなっていくイメージです。

この時に手が広がってくる人もいれば手に圧迫されるような
感覚を感じる人もいます。

それでは目を開けてみて下さい。

広がっていた場合
手が広がってきましたねあなたはイメージ力の高いタイプの人です。

広がってこなかった場合
手に圧迫されるような感覚はありましたか?
(相手が内に意識が向いて体の変化に気づいているか聞く)

何も感じていないようであれば、次の誘導に進む。

ポイント
・二回~三回手を動かすことで条件反射が形成されます。

条件反射とは心理学では有名なパブロフの犬でもお馴染みのテクニックで犬にベルを鳴らしては餌を与え、またベルを鳴らしては餌を与えることを繰り返す事で餌がなくてもベルを鳴らすだけでヨダレが出るという物です。人は何度も同じ行動すると無意識にその行動をするようになります。

・イメージを鮮明化させる
風船のイメージを鮮明化させるため、色や形、手触りなどをしっかりとイメージさせるような誘導していきます。

・声の抑揚を使う
「ふぅ~ ふぅ~ふぅ~っとどんどん大~きく大~きく膨らむ」
と抑揚をつけることで暗示が強化されていきます。

 

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